レゴスクラム
レゴスクラムを社内の方に実施していただいたので、体験レポートを書き留めておきます。
レゴスクラムとは
スクラム開発の一連の作業をレゴを用いた町づくりと似せて擬似体験を行うワークショップです。
詳しくはこちらの記事を参照
理屈より実践で学ぶアジャイルの方法論:「LEGOブロックで街づくり」 実体験型スクラム入門をのぞいてみた - @IT
全体の流れ
- チームを組む(各チーム4人くらい)
- チームの中での役割を決める(例:父、母、姉、弟、犬など。。。)
- テンプレートにしたがって役割としてほしいものを決める(例:弟として、コンビニが欲しい。なぜなら毎週ジャンプを買いたいから
-
テンプレート
◯◯として
△△が欲しい
なぜなら□□がしたいから
- 欲しいものをストーリとして、チームで共有し、町のコンセプトを考え、何が町に必要かの優先度を決める(上、中、下)
- ストーリをもとに、パッケージデザインを作る(大きい模造紙に町を描く)
- チームの席を交換し、他チームのパッケージデザイン、ストーリを見て、ストーリーにストーリーポイントをつける
- 自分のチームに戻り、出されたストーリーポイントと優先度を元に、すべてのプロダクトバックログを実現させて欲しい順番に並べ替える。
- パッケージデザインを元に、町のコンセプトとストーリーを説明してもらう
- また、他チームの席に移動し、優先度によって、並び替えられたPBを元に、計画MTGを始める
- 実際に作業を行う
- 振り返りを行う
感想
この研修を通して僕は以下のことを再確認しました。
- スプリント計画の際に綿密に話すことは、不確実な開発要件に対し、実際の開発をどのように行えばよいか?という不安を取り払ってくれる。または、分からない部分がより明確に分かるので、安心する
- スプリント計画の際に、実際のタスク内容について不確実な確認しか行っていないと、実際の開発着手時になにを行えばよいかわからない
- プロダクトオーナーの要求をコミュニケーションを通し、より理解する必要がある
- スプリントを回す事によって、開発力、そしてチームとしての習熟度も上達する。(経験の共有など)
スクラムの擬似体験ワークショップとして
約4時間で、3スプリントを回しまた。実際は4スプリント回したかったようだが、初心者にとっては、スクラム開発ってどうやって回すのだろうというのがなんとなくつかめると思います。ただ、このワークショップを行っても、実務では実際にはすぐに回せないと思う。ワークショップ自体は楽しいのだが、実際の開発と照らし合わせて考えることはなかなか難しいのではないかと思います。